カプレーゼとは?意味・由来・レシピを解説

カプレーゼ イタリア料理

カプレーゼって?どこからきたどんなごはん?

こんにちは、調理師の卵あいりです。

調理師専門学校生あいり

最近授業でイタリア料理を習っています。今度作るのがカプレーゼなのですがどうしてカプレーゼというのかコースの中でどんな立ち位置なのか調べてみました。

夏にぴったりの、色鮮やかで爽やかなイタリア料理「カプレーゼ」。 トマト、モッツァレラチーズ、バジルの3つのシンプルな食材で彩られるこの料理は、なぜかイタリア国旗と同じ「赤・白・緑」です。実は、その美しい見た目と手軽さの裏には、意外な歴史と、家庭でも簡単に楽しめる秘密が隠されているんです。

この記事では、カプレーゼの基本から、そのユニークな由来、そしておうちでできる絶品レシピまで、分かりやすくご紹介します。


確かにイタリア国旗は「緑・白・赤」ですよね。

この三色の国旗(トリコローレ)はフランス革命の三色旗に由来し、ナポレオンの時代にイタリアの統一旗として使用され始めたそうです。緑は国土、白はアルプスの雪と平和、赤は愛国者のちと情熱を表し、フランス革命の三色旗のフランス国旗と同様、自由・平等・博愛の精神も意味します。

カプレーゼの由来(歴史・語源)

「Caprese(カプレーゼ)」は、イタリア語で「カプリ島の」という意味の形容詞です。その名の通り「カプリ風のサラダ」を指します。 この料理が誕生したのは、美しいリゾート地として知られるイタリア南部・カプリ島。有名な「青の洞窟」もある島です。その起源については諸説ありますが、20世紀初頭に「肉を使わない軽い前菜」として誕生したという説が有力です。 当時のイタリアでは、ヘルシーな食生活への関心が高まっており、新鮮な野菜とチーズだけで作れるカプレーゼは、そのトレンドにぴったりでした。

さらに、この料理の最大の魅力は、その色合いにあります。鮮やかな「赤・白・緑」の三色は、まさにイタリアの国旗そのもの。 この美しいコントラストが、食卓を華やかに彩り、瞬く間にイタリア全土、そして世界へと広まるきっかけになったと言われています。

ちなみに、本場イタリアでは、水牛の乳で作る濃厚な「モッツァレラ・ディ・ブーファラ」を使うのが一般的。一方、日本では牛乳製の「モッツァレラ・フィオール・ディ・ラッテ」がよく使われています。


日本でのカプレーゼの食べ方

日本にカプレーゼが広まったのは1970年代〜80年代、イタリア料理店の増加とともに。
現在ではレストランだけでなく、家庭でも定番のサラダになっています。

・ホームパーティーの前菜に並べる
・ワインやシャンパンのおつまみとして楽しむ
・バゲットにのせてカナッペ風にアレンジ

スーパーで簡単に手に入る食材で作れるので、日本人にも親しみやすい料理です。

我が家では豆腐を水切りしてモッツァレラチーズ風に

豆腐をキッチンペーパーに包んで水切りし、塩を振ってからもう一度キッチンペーパーで包んで冷蔵庫で一晩おくと豆腐がなんとモッツァレラチーズの代わりになります。

モッツァレラチーズはおいしいのですがお値段もカロリーも気になるので豆腐を代わりにすると家計にも健康にもGood!

私も学校ではもちろんモッツァレラチーズを使いますが家で作るときは豆腐で代用します。


カプレーゼを家で簡単に作る方法

材料(2人分)

  • トマト:1〜2個
  • モッツァレラチーズ(水切り豆腐でも代用可):100g
  • バジルの葉:数枚
  • オリーブオイル:大さじ1〜2
  • 塩:ひとつまみ
  • 黒こしょう(お好みで):少々

作り方

  1. トマトとモッツァレラを1cm程度にスライスする
  2. トマト→モッツァレラ→バジルの順に交互に並べる
  3. オリーブオイルを回しかけ、塩・こしょうで味を整える

※アレンジ:

  • バルサミコ酢を数滴かけると、甘酸っぱさが加わり大人の味に
  • レモンオイルやハーブソルトで風味を変えても美味しい
  • バジルの代わりにドライバジルやオレガノ、大葉でもできる

まとめ

  • カプレーゼ=カプリ島発祥のサラダ
  • 語源は「カプリ風」 を意味するイタリア語
  • 日本では家庭料理やおつまみとして定着
  • 簡単レシピで自宅でも楽しめる

次にトマトとモッツァレラ(豆腐でも代用可)を手に入れたら、ぜひ本場気分のカプレーゼを作ってみてください。

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